どんな儀式なのか具体的に見よう

髪形や服装を大人用にする

昔は大人用の髪形と、子供用の髪形が決まっていました。
周囲から大人だと認められるまでは、勝手に大人用の髪形にできません。
元服を迎えて、初めて大人用の髪形にすることができます。
また服装も同じように、大人用にするのが元服の儀式です。
子供用の服は動きやすく、簡単につくられたものがほとんどです。

ですが大人用の服になれば、重く、重圧感のある着物になります。
それを着用することで、自分に課せられた仕事や、責任の重みを知ることが目的です。
元服を迎えたらすぐに大人として扱われ、仕事を全うすることになります。
現代の成人式はみんなで集まって、騒ぐ行事になっています。
しかし元服は異なり、非常に厳かな雰囲気の中で行われてきました。

名前を変えることも多い

歴史上の人物を調べると、子供のころは名前が異なっていることに気づくと思います。
昔はそれが当たり前で、元服を迎えた時に新しい名前を言い渡されます。
大人になってからは、新しい名前を使うのは風習でした。
それも現代の成人式と、大きく違う部分ですね。
女性の場合は元服ではなく、裳着と呼ばれます。

12歳から16歳ぐらいに行われていましたが、ほとんどは結婚するタイミングだった言われます。
子供のころは、長い髪をおろしたままの髪形でしたが、大人になってからは上に結い上げます。
それが女性の、大人用の髪形になります。
女性は男性のように、子供の時と大人の時で名前が変わることはありません。
最初につけられた名前を、ずっと使っていきます。


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