現代の成人式にあたる元服とは

大人になった時に行う儀式

元服について詳しく調べよう

元服を受けられるのは、15歳前後の子供です。 現代よりも、かなり成人年齢が低いですね。 また、現代の成人式は男性も女性も含まれます。 しかし当時は、男児しか元服を受けることはできませんでした。 そのように現代の成人式に似ていますが、異なる部分も多いです。

何歳の子供が対象になるのか

奈良時代以降は、今と同じように成人になった人を祝う儀式が行われていました。
それを成人式とは呼ばずに、元服と呼んでいます。
異なる部分は、成人になる年齢です。
今は20歳になったら、成人だと認められます。
しかし元服では、15歳前後になれば儀式を受けることができます。
これはその当時の人たちの、寿命が大きく関わっています。
寿命が短いので、成人を迎える年齢も早かったと言われます。
また元服を受けられるのは、男性だけです。

元服では、髪の毛を大人の男性用に結んだり、大人用の服装を与えられました。
また、当時の人は大人になれば名前を変えるのが一般的でした。
大人の名前へと切り替わるタイミングが、この元服でした。
江戸時代ごろまで、元服は続けられました、
しかしその後は元服といっても、前髪を切り落とすぐらいのことしかやらなくなったようです。
ちなみに、女子の場合は元服ではなく裳着と呼ばれる儀式になります。
女子も、15歳前後に行われることが一般的でした。

実は、貴族など割と裕福な階級の人だけが、元服を行っていました。
一般庶民はそこまでできなかったので、代わりに褌祝いと呼ばれる儀式がありました。
褌を渡されることで、成人したと認めてもらえます。
それは貴族よりも年齢が低く、13歳前後で行われることが多かったと言われます。
しかし地域によっては年齢ではなく、決められた条件をクリアすることで立派な成人だと認めてもらえることもあったそうです。

どんな儀式なのか具体的に見よう

では、元服ではどのようなことをするのでしょうか。 髪形を変えたり、服装を大人用にすることで大人の仲間入りをすることが多かったです。 また昔の人は、大人になれば名前を変えます。 元服で新しい名前を与えられて、大人になってからはその名前を名乗るのが普通でした。

元服をする人たちの階級

元服では、豪華な着物などが必要になります。 ですから、貴族しか行えなかったと言われます。 一般庶民の間では元服ではなく、もっと簡単な儀式が成人を迎える時に行われていました。 それが褌祝いと呼ばれます。 元服は、高貴な階級のものしかできなかったのですね。